やさしく照らす繻子のような光沢に魅せられて手に取った南洋のケシ真珠。
かたちのうえではバロックという分類になるのですが
こちらは、すべてが真珠層で構成されている
白蝶貝から育まれた偶然の産物・・・
芥子の種子のように小さな真珠の総称としてつかわれていましたが
近年では大きさに関わらず無核の真珠をケシと呼んでいます。
核入れを行う養殖真珠ですがまれに核が残らなかったり
貝に偶然砂などの異物が入り込んだりした場合に
貝自体がそれを出すことが出来ないために体の中に取りこもうと
美しい真珠の元となる分泌物で巻き込んでしまうと言われていて
その成り立ちはとても複雑で見解にもいろいろとあるようです。
貝の種類によって南洋ケシやアコヤケシなどと呼ばれています。
黒蝶貝のケシで濃い目の色合いのグレーのものはいくつか出会えたのですが
白で雰囲気あるかたちのものはこのふたつだけでした。
ビーンズのようなすこし長くふっくらとしたかたちと
わりと平らなちょっとハートっぽいようなかたちをしていて
雰囲気あるそれぞれのカタチにも惹かれ連れ帰ったお似合いの子同士のペアです♪
核をもたず、すべてが真珠層で巻かれているので
より特別で、角度を変えて眺めてみると
表情豊かに照らし出す美しい光沢にひきこまれます。
ケシの特徴ともいえる表面にムラがあるからこその特別な美しさであり魅力なのです♡
どちらもK18WGのポストでシンプルなピアスへとお仕立てしました♪
ちょっと目を引くお洒落の素敵なアクセントになりそうですね。
お顔周りをパッとあかるくしてくれるパールの白い輝き。
ダークなトーンになりがちな冬のコーディネートにはもちろんですが
春夏には爽やかで上品な魅力を香らせてくれるアイテムとして大活躍してくれそうです。
大人の遊び心を効かせたお洒落のアイテムとして愉しんでいただけたらと思います。
同じく南洋真珠のケシで可愛らしいボタン型のちいさなものも
出逢うことが叶いましたので、おおきさ、魅力もそれぞれのお品で
これからイヤリングをお仕立てするところです。
またご紹介させていただこうと思います♪